1 「フン、下賤の狐には似合いの姿だ。」 不安定な姿勢で拘束された少年を見下ろし、若い男が 見下すように、しかし満足気に口元を歪める。 「ご、ご主人さまッ・・・❤ も、申し訳御座いません・・・  ど、どうか・・・・どうかお許しを・・・っ。」 肩越しに振り返り必死の表情で慈悲を乞う少年は、 不安定な椅子の上でバランスを取るのが精一杯に見える。 「いいかよく聞け。今日お前が砕いた白磁の壺はな、  お前の両手両足分ほどの価値がある貴重な代物だ。  奴隷のお前如きが一生働いた所で償える物ではない。」 それを聞いて、奴隷の少年の顔が蒼白になる。 「・・・・・それがどう言う事か、分かるな。」 今この場で殺されたとしても、少年は逆らえる立場にない。 「ど、どうか、お慈悲を・・・・。」 消え入りそうな声で、少年が助命を懇願する。 「お前のような下賤な狐でもまだ価値はある。殺しはしない。  ・・・・だが相応の罰は受けて貰うぞ。覚悟しておけ。」 そう言うと、男は注射器一杯に満たされた不気味な液体を、 少年の眼前に突き付ける。 「まぁ、死んだ方がマシかもしれないがな。」 2 ぷつっ、と、長い注射針の先端が少年に突き刺さる。 「・・・ッ!!❤❤ ご、御主人さまっ❤ 『おくすり』が・・・  『おくすり』が多すぎます・・・っ!!❤❤」 シリンジ一杯に満たされた薬液を見た少年が言う。 「何を言っている。 お前はこれが大好物だろうが。  高い薬だぞ。一滴残らず受け取るがいい。」 長い針が、少年の腸壁と尿道の間をゆっくりと進み、 彼の身体の奥、少年の前立腺へ深々と突き刺さる。 「お・・・あ!!❤❤ んぁ!!❤❤ ち、違・・・っ!!❤❤」 これまで何度も「お仕置き」を受けた少年の前立腺が、 これから何が起こるのかを察したかのように、 キュンッ!!❤❤キュンッ!!❤❤ と強く疼き始める。 針が前立腺へと届いた事を確認した男が、シリンジを押し込み始める。 毒々しい色の薬液が、少年の下腹部の内側に強烈な熱感を与える。 「おぉッ!!❤❤ お!!❤ こ、これダメなんですっ!!❤❤ そんなっ!!❤ そんなにたくさん入れられたらッ!!❤❤ おかしくなりますっ!!❤❤」 少年のペニスの根本で、熱感が切なく甘い快楽へと変わって行く。 「ひっ・・・・!!❤❤ やだ・・・っ!!❤ とめっ❤ とめてくださっ!!❤❤」 少年の意思とは関係なく、ペニスが大きく怒張し始める。 薬によって無理やり発情させられ、まるで身体中の薄皮を 剥がされたかのように敏感になった少年のまだ小さな肢体が、 性的刺激を求めて小刻みに、ひくっ❤ ひくっ❤ と震え始める。 3 「尻穴の力を抜け。」 冷たい金属の塊が少年の菊門に触れると、少年は怯えるように きゅっ・・・❤ と身体を縮こめた。 薬のせいか、収縮するアナルから、トロ・・・❤ と腸液が溢れる。 「あ・・・ッ❤ お願いします。どうか、ゆっく・・・・りぃッ!!❤❤」 ずぼっ❤ と少年のアナルに金属のフックが食い込んだ。 「フン、こんな締まりの無い尻穴に遠慮なぞ要る物か。」 冷たい金属の塊を体内に押し込まれ、少年が小刻みに震える。 半分は異物感に、もう半分は尻穴を掻き回される快楽に。 そして幾度とない調教で慣らされた少年の尻穴はすぐに異物感を 受け入れ、尻穴を犯される甘い快楽だけが彼に残される。 「ほら、はしたなくおっ勃てている物を見せろ。」 男の手が、少年の大きく勃起したペニスを掴み、強く引っ張る。 「ううぅぅ・・・・ッ!!❤❤ くぅぅ・・・・・っっ!!❤❤」 少年のペニスが強く後ろに引かれ、男の眼前に拘束される。 「あぁ、あとこれを咥えておけ。 舌を噛まれたりすると面倒だ。」 「・・・・?」 男が差し出した汚い木切れを、少年は不安げな表情で口に咥える。 4 ギチチチ・・・と音を立てて、細い金色の鎖が引かれて行く。 「んんッ!!❤❤ くうぅぅ・・・・・・・ッ!!❤❤」 体内にフックが食い込んで、少年が小さなうめき声を上げる。 「(お、おしりが裂けるっ!!❤❤ そんなに引っ張らないでっ!!❤)」 暴虐を受けた尻穴が、ヒクヒクと痙攣して必死にフックに抵抗する。 そんな儚い抵抗を無視するように、更に鎖が強く引かれて行く。 「うぅ!!❤❤ むぅぅぅ!!❤❤ んむうぅぅ───ッ!!❤❤」 「(も、もう無理ッ!!❤❤ もう引っ張らないでぇっ!!❤❤)」 少しでも椅子に体重を預けようと、少年がもじもじと身体を揺らす。 自分の体重に抗おうと尻に力を込める度に、ペニスと尻穴から とろ・・・❤ と透明な蜜が溢れ始める。 「無様な姿だ。 お前のような下賤の生き物には相応しい。」 見下すように、しかし歪んだ笑みを浮かべたまま、男は少年に 繋がる鎖を更に強く引っ張る。 「おッお!!❤❤ うお!!❤ あおおおぉぉぉ─────ッ!!❤❤」 体重の半ばを尻穴で支える少年が、悲鳴を上げながらのけぞるように 身体を反らせて、少しでも自分の体重から逃れようと藻掻く。 「(やだやだやだ!!❤❤ おしり!!❤❤ おしりこわれるぅぅっ!!❤)」 5 「・・・・おっと、足が滑った。」 6 「あッ・・・・が・・・・!!❤❤  がううううぅぅぅぅぅぅぅ───ッ!!❤❤❤」 一瞬、何が起こったのか分からなかった少年が、 次の瞬間には訳も分からないまま口枷越しに大声で叫びながら、 激しい絶頂と地獄の苦悶を同時にその身体で受け止めていた。 「・・・・・・がぁぁ!!❤❤ うぐぐ・・・・ッ!!❤❤ ぐううぅぅぅ!!❤❤」 自分の全体重が排泄孔に掛かり、今まで経験した事もないほど 尻穴が大きく口を開け、少年の腸内に冷たい外気が流れ込む。 「(ち、ちぎれる!!❤❤ おしりちぎれるううぅぅぅ───ッ!!❤❤)」 今にも引き千切れそうな括約筋を必死になって収縮させるが、 少年の全体重を支えるには余りにも儚い力だった。 ゆらゆら揺れながらガクガクと激しく痙攣していた少年の身体が 一際激しくビクンッ!!❤ と跳ねた瞬間、ペニスから真っ白な液体が 宙に線を描いて迸った。 「・・・・・・──────ッ!!❤❤」 「ははッ、なんて無様な射精だ。 お前のような汚い狐に相応しい。」 7 つぽんっ❤ と、射精の真っ最中の少年のペニスに玩具が挿入される。 「・・・・はがぁッ?!❤❤」 迸る精液に栓をされ、あまつさえ体内に押し戻される感覚に、 少年が大きくのけぞって声を上げながら、口から木切れを離した。 ずるるるる・・・・・っ❤ と、少年の精液を潤滑に、尿道の奥へ奥へと 太い玩具が侵入して行く。 「ひゃめっ?!❤ やめへぇっ!!❤❤ ボクまだイッてっっ!!❤❤  抜いてぇぇっ!!❤❤ 射精終わるまで待ってええぇぇっ!!❤❤  ボクまだ射精してるのおぉぉ───ッ!!❤❤」 ペニスの根本まで届いた玩具がグリッ❤ と向きを変え、少年の 玉袋の奥を通り抜ける。 会陰部をポコポコと膨らませながら、 射精しかけの精液を少年の体内へと無理やり押し戻して行く。 「主人の許しなく精液をぶち撒けるような無能な奴隷には、  相応の罰が必要だろう?」 男が暗く笑いながらグリッと玩具を捻ると、玩具の先端が 媚毒に犯され敏感になった少年の前立腺を貫いた。 「・・・・・ッあ─────────ッ!!❤❤❤」 ブルブルブルッ・・・・❤ と震えながら、少年が快楽の余り咆哮する。 「なんだ、またイッたのか? オスのくせにみっともない。」 8 「ま、まって!!❤ いま無理なんですっ!!❤❤ 手なんて入らなっ!!❤  おッ・・・!!❤❤ やめっ、そんな、無理やり・・・・・ッ!!❤❤」 今にも張り裂けそうな少年の尻穴に、男が右手を押し込んで行く。 「主人に口答えする権利などお前にはない。」 そう言うと、抉り込むように拳を少年の体内へ押し込んだ。 「っっおおおぉぉぉぉ────ッ!!❤❤」 今にも引き裂かれそうな尻穴の奥へ強烈な圧迫感が加わり、少年が 目を見開いて大きく叫ぶ。 「ぬ、抜いてっ!!❤❤ 抜いてくださっ!!❤❤ お、おしりっ!!❤❤  ボクのおしり・・・・っ!!❤❤ こわれちゃ・・・・・っっ!!❤❤」 男が手を捻り、少年の腸内のヒダを一枚一枚掻き分けるように 拡げて、少年の敏感な前立腺を、手で鷲掴みに握り締めた。 「つ、掴んじゃダメええぇぇぇ───っ!!❤❤ 離してぇっ!!❤  おなかの奥離してえええぇぇぇ────っ!!❤❤」 まるでゴムボールを握り潰すように、男の指が少年の前立腺に 食い込み、絡み付き、グニグニと揉み潰す。 「おっ!!❤❤ いっっぐ!!❤❤ いぐっっ!!❤❤ いぎますっ!!❤❤」 「誰がイッていいと言った。我慢しろ。」 「む、むりれすっ!!❤❤ これガマンできなっっ!!❤❤ いぐっ!!❤  ・・・・・・・・おおおぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・・ッッ!!❤❤❤」 背筋の毛皮を逆立たせながら、ぶるるる・・・・ッ❤と少年が震える。 「・・・・・お!!❤❤ お!!❤ はなして!!❤ もうイキましたぁっ!!❤  もうイッてるからはなしてえええぇぇぇぇ────っ!!❤❤」 9 「あおおおぉぉ!!❤❤ おおぉぉぉ!!❤❤ それイヤああぁッ!!❤❤」 前立腺を貫いた玩具を、男の指が前立腺越しにコリコリと摘み上げる。 「ッッあああぁぁ───ッ!!❤❤ いぐぅっ!!❤ またいぐぅぅッ!!❤」 尻穴が千切れそうになるのも構わず、少しでも快楽から逃れようと 少年は身体を捩らせ、男の指から前立腺を逃がそうと腰を振り乱す。 暗く、深く、それでいて心の底からの笑顔を浮かべながら、男が 少年の身体を快楽の地獄へと叩き落して行く。 少しでも長く、少しでも深く、彼に快楽と苦悶を味合わせる為に。 「お前は下賤で無能な狐だが、身体だけは一流の娼婦にも劣らない。  もっと乱れて見せろ。 それぐらいしか能がないのだから。」 「づっ❤ ふッ!!❤❤ ぐうううぅぅぅぅぅ─────ッ!!❤❤」 精液が詰まった前立腺をぎゅぅぅぅ・・・ッ!!❤❤ と握り潰され、 少年が反射的に射精しようと全身全霊の力を込めていきむ。 ぷりゅ・・・ぷりゅ・・・❤ と一粒づつ、尿道の玩具が排泄されて行く。 「全身の毛を逆立たせて、そんなに射精したいのか? 売女め。  ・・・・・・・いいだろう、出させてやる。 命令だ。 ・・・絶頂しろ。」 男が少年の前立腺を押し潰すように抓り上げると、少年の尿道を 塞いでいた玩具が、ずるるるっ!!❤❤ と抜け落ちた。 「ひぎぃ・・・・ッ!!❤❤ おあああぁぁ・・・・・・・ッ!!❤❤  ・・・・・があああぁぁぁぁ─────ッッ!!❤❤❤」 吊られた少年が全身を仰け反らせながら獣のような咆哮を上げた。 強烈なオーガズムを迎え、全身をがくがくがくっ!!❤ と痙攣させる。 尿道から玩具と共に大量の精液を床に向かって噴き散らして行く。 直腸越しにも分かるほど前立腺をひくんッ!!❤ ひくんッ!!❤ と 痙攣させながら、少年は強烈な快楽に意識を焦がされて行った。 10 「・・・・・っひゅ───ッ!!❤❤ ひゅ────っ!!❤❤」 ようやく絶頂を終えた少年が、宙吊りのまま激しい呼吸を繰り返す。 「(お、終わった・・・・っ❤ これで、開放される・・・・っ!!❤❤)」 彼の体重を支えるフックが、絶頂を終えた身体に激しい違和感を与える。 「お、おろして・・・っ❤ お願いしますっ・・・❤ 降ろしてください・・・っ❤」 切なげにヒクつく尻穴が、少年の我慢の限界を表している。 「・・・・何をバカな事を言っている。 お前は朝までこのままだ。」 「そっ、そんな・・・・!!」 それを聞いた少年の顔が絶望に歪む。 「お、お願いします!! ど、どうかお慈悲をっ!! このまま朝までなんてっ  ぜったいに耐えられません!! どうか・・・・んむっ!!」 床に落ちていた木切れを口の中へ押し込まれる。 今度は離さないようにと、紐を彼の首の後ろへと括り付けた。 「ではおやすみ、エーメリッヒ。 明日の朝には様子を見に来てやろう。」 重い地下室の鉄の扉が、ひどく耳障りな軋みを立てながら閉じる。 その重い扉に背中を預けながら、男は額に手を当て、天を仰いだ。 ・・・・少年が砕いた白磁の壺、それが少年よりも高価な事は本当だ。 更に言えば、両手両足どころか、少年を3人買ってもまだ足りない。 だが高価な骨董など、男にとっては何の価値も見出せない物だった。 ・・・男は少年に壺を割らせたのだ。 ただ、彼の心を縛る為だけに。 「あぁ、エーメリッヒ。 ・・・お前は私の物だ。 私だけの物だ。  これまでも、そしてこれからも・・・・・永遠に・・・永遠に・・・・。」 愚劣な情欲へと堕ち果てた、かつて「愛」だった物の成れの果てが、 彼の悲しそうな笑顔の奥に、ほんの少しだけ、垣間見えるのだった。