1 「はーいそれじゃ力抜いて下さいねー。」 緊張を解すように、菊門の周りを優しく 撫で回しながら、治癒師の男が言う。 「あ、あの、これ、縛る意味あるんですか?」 「お腹の中を触りますからねぇ・・・。  もし途中で暴れられると危ないですから。  申し訳ないですが我慢して下さい。」 ここはダンジョンの玄室の一角にある治癒師の庵。 地上まで戻らなくても回復が受けられるとあって冒険者には 評判なのだが、彼女は逆にあまり良くない評判も耳にしていた。 ・・・ヤブ医者らしいのだ。 「あ、あの、やっぱり地上に戻って治療を受けたいんですけど・・・。」 不幸にも触手に襲われ胎内に寄生を受けてしまった牛獣人の女性。 彼女の名前はソフィア。 「それはいけません。 このまま放置すると触手はどんどん  成長して、産むのも取り出すのも大変になってしまいますよ。」 事実、彼女の腹は体内の触手の成長に従って膨張し、まるで 妊婦のように丸々と膨れ上がっていた。 「う・・・。 じゃ、じゃあ、よろしくおねがいします・・・。」 2 にゅち❤ と彼女のアナルに指が差し込まれた。 括約筋がぎゅぅっ!!❤❤ と収縮し、それに合わせて 彼女の体内の触手がぐりゅんっ!!❤ と身を捩る。 「・・・っあ、あの!! な、なんでか分からないんですけどっ、 なんかすごく、その、敏感になってて・・・っ。」 「あぁ、このタイプの触手は催淫液を分泌しますからね。  放って置いたら大変な事になる所でした。」 「い、いやそうじゃなくて、や、優しく・・・ッ!!❤❤」 ずっ・・・・ぷんッ!!❤❤ と、治癒師の手がアナルへ飲み込まれた。 「ちょッ!!❤❤ い・・・ッ!!❤❤ いきなりいぃぃぃッ!!❤❤」 体格のいい牛獣人とは言え、前戯無しで手首まで挿入される フィストファックの衝撃に、彼女の視界にパチパチと星が散る。 だが、触手の催淫液と彼女の腸液による潤滑が、治癒師の腕を 思いの外すんなりと、彼女の体内へ迎え入れた。 「ふぐぅッ❤ ・・・ッはぁぁッ!!❤❤ はぁッ!!❤❤ はぁ─っ❤」 「(か、軽イキしちゃった・・・ッ❤ ば、バレてないよね・・・?❤)」 「触診を始めますねー。 リラックスしていて下さいねー。」 太い手が、彼女の熱く柔らかい直腸の内壁をまさぐり始める。 お腹側の腸壁をグリグリと押し込みながら、何かを探すように。 「・・・・ッちょ!!❤❤ そこッ!!❤❤」 3 「あーやっぱり子宮内にも寄生されてますねぇ。」 治癒師の指が、腸壁越しに彼女の子宮をたぷたぷと叩く。 「おふっ?!❤ た、叩かないでっ!!❤❤ おッ❤ いぐっ!!❤」 「あぁ、性的絶頂を迎えるのは普通の事ですからねー。  大丈夫、別に恥ずかしくないですよー。」 今度は腸壁を強く押し込んで、彼女の卵巣を指で捕らえる。 そのまま、ビー玉を弄ぶようにくにくにと手の中で転がす。 「ここに寄生されると厄介なんですよねー。  あーでもこれなら大丈夫かな。 プリプリで健康そうだ。」 「わ、わかっだッ!!❤ わかったから離しでッ!!❤❤」 「じゃあ今度は結腸の奥を・・・ あ!! 居た!!」 治癒師が声を上げると、いきなり腕を彼女の中へ押し込んだ。 「んもおぉぉぉぉ──ッ?!❤❤ な、何?! 何してるんですか?!❤」 いきなり結腸の奥まで腕をねじ込まれて、彼女が悲鳴を上げる。 「触手をもう少しで掴め・・・あっコイツ、奥へ逃げやがった!!」 触手を追いかけるように、治癒師の腕がより奥へと押し込まれる。 「ちょ、深い深い!!❤❤ 肘なんて通らないぃぃッ!!❤❤  おッ!!❤❤ いぐ!!❤❤ いぐいぐッッ・・・!!❤ いっっ!!❤❤ ・・・・・・いっぐううぅぁぁぁぁ──ッ!!❤❤❤」 肘を通り越して肩まで腕をねじ込まれ、大腸をヘソの上まで ぐちゅぐちゅと掻き回されながらソフィアが激しく絶頂する。 尿道から潮を噴き上げるのと同時に、乳房からも白い液体が迸る。 「(なにこれッ❤ なんか出てるっ?!❤ あぁぁ気持ちいいぃッ❤)」 4 まだ絶頂の余韻が彼女の下腹部で暴れ回っている最中、 肩まで挿入された腕が体外へズルズルと引き抜かれる。 「おッ・・・ふッ!!❤❤ くッ!!❤❤ ううぅぅ・・・ッ!!❤❤」 まるで腸を引きずり出されるような奇妙な感覚を、 括約筋に力を込めて必死に堪えるソフィア。 ぬぽんッ!!❤❤ と、音を立ててアナルから腕が抜け落ちた。 「・・・・ふ───ッ❤ ふ────ッ❤❤ ふ───ッ・・・❤❤」 「・・・・すいません。奥へ逃げられちゃいました・・・・。」 「(あー。やっぱり頑張って地上まで帰ればよかったかなぁ・・・。)」 そうこうしているうちにも、触手は彼女の生命力を吸収しながら、 少しづつ成長して、彼女の腹を内側から押し拡げ始める。 「それと、あの、なんかお乳が出ちゃったみたいなんですけど・・・。」 「あぁ、この触手に寄生されると、身体が妊娠したと勘違いして 母乳を分泌するようになります。 牛獣人の方は特に顕著ですね。」 「そ、そうですか・・・。」 5 「しかたない。先にこちらの方を施術しましょうか。」 そう言うと、治癒師は徐ろに彼女の性器へ指を這わせる。 「はんッ?!❤ あのッ、い、いきなり触るのはッ・・・!!❤❤」 「あぁ、大丈夫。外に声は漏れないようになってますからね。」 治癒師の指が、既に溶け切った割れ目をくちくちと弄り回す。 「そ、そう言う問題じゃ・・・。 ッ?!❤ あ、待ってくださッ!!❤ いまそこ敏感になっててッ!!❤ お、お豆はダメぇっ!!❤❤」 「大丈夫ですよー。 怖くないですからねー。 ・・・あ、そうだ。  舌とか噛んじゃったらいけないんでこれ咥えておいて下さい。」 彼女の目の前に粗末な木片が差し出される。 「舌とか噛んじゃうんですか?!」 「いやまぁ大丈夫ですよ。 一応念のためですから。 平気平気。」 一瞬彼女の脳裏に、今からでも頑張って地上に帰ろうかな。と言う 無謀な考えがよぎる。 しかし、彼女の子宮と腸内は既に成長した触手でパンパンに 膨れ上がり、いつダンジョン内で出産を迎えてもおかしくない。 もちろん、戦闘中にそんな事になれば目も当てられない。 「・・・うぅぅ・・・。」 彼女は小さく不服のうめき声を上げながら、差し出された木片を 口に咥え、離さないようにしっかりと噛み締めた。 6 触手の催淫液か彼女の愛液かも分からない液体を指に纏わせ、 治癒師の手が彼女の腟内を押し広げ始める。 「ふっ❤ ふっ❤ ふっ❤ ふ───っ❤ ふ────っ❤❤」 少しでも下半身から力を抜こうと、必死に深呼吸を繰り返す 彼女の事など顧みず、治癒師がぐりゅんっ!!❤❤ と手首を 捻りながら無理やり彼女の膣内へと腕を押し込んだ。 「はおおぉぉぉ──ッ!!❤❤ おんッ❤ おぉぉ・・・❤」 敏感な腟内への強烈な圧迫感が、彼女を絶頂へ叩き上げる。 「(や、優しくしてってッ❤ 言ってるのにッッ・・・・!!❤❤)」 「うーん、膣内には・・・居なさそうだなぁ・・・。」 治癒師の手が、まるで膣肉を鷲掴みにするような動きで、 ヒクつく膣内のヒダの一枚一枚をめくりあげて触手を捜索する。 「ほ!!❤❤ お!!❤❤ ほううぅぅ!!❤❤ もおぉぉ!!❤❤」 「(ま、待って待って!!❤ イッてる!!❤ 今イッてるからっ!!❤❤)」 「ちょっと子宮の中に指挿れますからねー。 我慢してねー。」 彼女の腟内の最奥、ぷっくりと膨らんだ子宮口に指が触れる。 「んもっ?!❤ あぉぉ❤ おおぉぉ───ッ!!❤❤」 「(うそうそっ❤ 待ってぇっ❤ まだ心の準備が・・・・ッ❤❤)」 硬く閉じた子宮口を、指先で抉るように、にぢッ!!❤ と押し開き、 治癒師の指が彼女の子宮内へと飲み込まれた。 「もおぉぉッ❤ おおおぉぉぉぉ────ッ!!❤❤❤」 「あぁ居た居た。 うわぁこれはだいぶ大きくなってますねぇ・・・。」 7 「おっ、掴めましたよ!! もうちょっとの辛抱ですよ!!」 子宮の中で触手を摘んだ指が、子宮内を引っ掻くようにして 体外へと出ていく。 「(ゆ、指がっ!!❤❤ 指が奥に引っかかってっっ!!❤❤  おっ❤ いぐっ❤ 子宮口こすれるっっ!!❤❤)」 「お!!❤ ふぉ❤ んむうぅぅぅ────ッ!!❤❤❤」 彼女が絶頂に達した瞬間、ぢゅぽんっ!!❤❤ と拳が引き抜かれ、 イボイボに覆われた太い触手が、ずるるっ❤ ずるるるる・・・❤ と 子宮内から引きずり出されて行く。 「(あ、待って!!❤ イッてる!!❤ イッてる!!❤❤ 一旦止めてっ!!❤   し、子宮口っ❤ ずるずる擦れてつらいいぃぃ───っ!!❤❤)」 ずっと子宮を苛んでいたひどい異物感が開放されて行く快感と、 無数のイボが身体の中に絡み付く快感が合わさって、彼女を 快楽の地獄へと叩き落して行く。 「ぐううぅぅぅ───!!❤❤ むぉ・・・おおぉぉぉ───ッ!!❤❤」 「(な、長すぎるぅ!!❤ は、はやく終わってっ!!❤ こわれるぅ!!❤)」 8 ずるるるる・・・❤ と引き抜かれるイボ触手の先端が、 ようやく彼女の子宮内から引き抜かれたその瞬間・・・。 「(おッ❤❤ ・・・・抜け・・・・ッ!!❤❤)」 がぶっ❤ と、触手が彼女の敏感な子宮口へと喰らい付いた。 「ん?!❤ ん!!❤❤ んんんんぅ───ッ!!❤❤❤」 「(うそうそうそ?!❤❤ 子宮口噛まないでぇぇぇっ!!❤❤)」 「あれ?引っ掛かってるのかな? ちょっと力抜いてねー。」 そんな事には気付かない治癒師が、触手をグイグイと引っ張る。 「お!!❤❤ んもおおぉぉ!!❤❤ おむっ❤ むううぅぅッ!!❤❤」 「(ひ、引っ張らないで!!❤❤ いま子宮噛まれてるからっ!!❤❤   ダメダメダメえぇぇッ!!❤❤ 子宮ちぎれるうぅぅっ!!❤❤)」 「大丈夫ですよー。 リラックスして力抜いてねー。」 「(だっ❤ 大丈夫じゃないいぃぃぃ───っ!!❤❤)」 なんとか止めて貰おうにも、噛ませられた木片が彼女の邪魔をする。 それ以前に、絶頂に痙攣する身体では嬌声混じりの呻き声しか出ない。 「お?!❤❤ おおぉぉ・・・ッ!!❤❤ おおぉ!!❤❤」 「(なにこれっ!!❤ なんか降りてくるっ!!❤ も、漏れちゃう!!❤❤)」 ずりゅんっっ!!❤❤ と、彼女の尻穴を内側からこじ開けて、 もう一匹の触手が外気に顔を覗かせた。 9 「おっ、おしりの方も出て来ましたね。」 治癒師が尻穴から飛び出した触手を鷲掴みにすると、 彼女の腸内で触手がビチビチと身を捩って暴れる。 「お!!❤❤ ほ!!❤❤ う!!❤❤ んおおぉぉ!!❤❤」 「(あばっ❤ 暴れないでっ!!❤ おなか掻き混ぜられる!!❤❤)」 ずろろろろっ・・・❤ と尻穴から触手が引き抜かれる。 「(りょ、両方はダメぇっ!!❤❤ どっちかにしてぇっ!!❤❤)」 尻穴の触手が引き抜かれまいと身を捩って、手頃な引っ掛かりに ぐりゅりゅっ❤ と腸壁ごと身体を巻きつける。 「おッ!!❤❤ ほおぉぉ!!❤❤ ふおおぉぉぉッ!!❤❤」 「(し、子宮っ!!❤❤ 子宮に引っ掛かってるっっ!!❤❤)」 必死に下半身に力を込めて、大切な子袋を奪われまいと格闘する。 「そんなに力入れたら抜けないですよー。 力抜いてねー。」 「(んも───!! このヤブ医者───っ!!)」 10 「大丈夫ですよー。 怖くないですからねー。  はいリラックスしてねー。深呼吸しましょっかー。」 「(だから全然大丈夫じゃないんだってばあぁぁ──っ!!❤❤)」 「最後一気に行きますからねー。 はい力抜いてー。」 彼女の事情など関係なく一方的に突きつけられた宣告。 「(く、来るッ❤ いま引き抜かれたらおっきいアクメ来るっ!!❤   耐えなきゃ!!❤❤ いぐ❤ いぐッ!!❤❤ い・・・ッ!!❤❤」 「ふっ!!❤ ふっ!!❤ ふっ❤ ふ・・・!!❤❤ ふ───!!❤❤」 彼女が覚悟を決めて口枷を力いっぱい食い縛った瞬間、 治癒師が無理やり力任せに、彼女の身体から触手を引き抜いた。 「んっぐうううぅぅぅぅぅぅ・・・・・・・・ッッ!!❤❤ ぐっ!!❤❤  ・・・んもおおおぉぉぉぉ────ッ!!❤❤❤」 ぶぽんッ!!❤❤ と水音を立てて触手と子宮が体外に飛び出る。 「もおぉぉッ!!❤❤ んもぉぉぉ───ッ!!❤❤ ・・・・・ッ!!❤❤」 びぐんッ!!❤❤ と身体を大きく震わせて、まるで噴水のように 大量の潮と母乳を噴き上げながら、強烈な絶頂に達するソフィア。 「(──────っっ!!❤❤❤ ~~~~~~ッッ!!❤❤❤)」 意識を真っ白に飛ばしながら、深い絶頂を全身で受け止めて行く。 11 「ッ!!❤❤ く!!❤❤ ・・・・・んはあぁぁ────ッ!!❤❤  はぁ────ッ!!❤❤ はぁ───っ!!❤❤ はぁぁ──❤」 長く深く、そしてひどく重たいオーガズムをようやく終えて、 やっとの思いで呼吸を再開するソフィア 「あ・・・すいません子宮飛び出しちゃいましたね・・・。  言ってくれればよかったのに・・・って、あ、そうか・・・。」 ようやく彼女の状態に気付いた治癒師が、彼女の口枷を外す。 「はぁぁ──❤ はぁぁ──❤ だめ・・・漏れちゃ・・・❤❤」 絶頂の余韻で、ちょろろろろ・・・と小水が放物線を描く。 「子宮、お腹の中に戻しますねー。 ちょっと我慢してねー。」 治癒師が、体外に飛び出した子宮を掴んで膣内へと押し戻して行く。 「ちょっ?!❤ そ、そんな強引にッ!!❤❤ はぉおぉぉッ!!❤❤」 軽い絶頂と共に、本来あるべき部位が、あるべき場所に収まった感覚。 「・・・・・・っ❤❤ はぁぁ・・・❤ し、死ぬかと思ったぁ・・・❤」 「いやぁすいません。 何ぶん実はわたし外傷専門なもんでして・・・。  でも触手は全部取れましたよ。 ・・・たぶん。」 「たぶん?!」 「ね、念のため地上の治癒師にもご相談下さい・・・。」 残念ながら、彼女も治癒師もこの時はまだ気付いていなかった。 彼女の身体には【もう一つの穴】が残っている事に・・・。