1 薄暗い広間に、薄暗い男達の欲望がどす黒く渦巻く異様な空間。 ここでは、愛欲と背徳に塗れた「饗宴」が催されている。 『調教』された少年少女たちを品評する、異常としか言いようのない集会。 狂気と偏愛が形を成して現れたようなこの場に、私は立っていた。 「反吐が出そうだ・・・・。」 ・・・・狂っている。その一言に尽きる。 彼ら彼女らの輝かしい未来を摘み取り、苦悶と快楽を強制する この場の誰もが、明らかに狂っている。 そんな狂気に当てられながらも、「私はこの狂人達とは違う」 と胸を張って言い切れる訳でもなかった。 強烈な罪悪感と彼ら彼女らに対する同情心。 そんな心とは裏腹に、 私の中の暗い欲望は今にも理性を踏み躙らんとしていた。 ・・・少し風に当たろうと私が熱狂と狂乱の中心から離れると、 一匹の可憐な少女が目についた。 両手足が切断され、代わりに美しい金色のプレートが嵌められている。 口は器具によって開いたままにされ、舌もピアスで固定されているようだ。 ・・・片目は縫い閉じて塞がれ、歯も全てない。 私が歩み寄っても動く様子がない。 ・・・・【お人形さん】か。 「・・・・まだ幼かっただろうに。 不憫な事だ・・・。」 2 「・・・・・あう!❤」 「うわっ!!」 び、ビックリした・・・・生きていたのか・・・・。 器具で固定された彼女の表情から読み取れる事は少ないが、 他の子達のように憤怒と怨嗟で満ちている訳でもなく、 かと言って自分の境遇を嘆いて涙する訳でもない。 人懐っこい子猫のように、私に向けて短い手を振っている。 「・・・・あぁ、そうか。 【壊れて】しまったんだね。」 それ自体はさほど珍しい話ではない。許容量を超えたストレスを受けると 心が壊れ、まるで幼児のように精神が退化する。 こう言う子は【行為】に及ぼうとすると、まるで現実から目を背けるように 何の反応も示さなくなる。 そうやって心を守ろうとするのだ。 「・・・いえいえ、この子は正気ですよ。」 扉の影から、仮面を付けた一人の紳士が歩み寄って来る。 この子の【保護者】だろう。 彼が愛おしげに彼女に視線を落とすと、彼女も応えるかのように笑顔を向ける。 「・・・・・この子はね、自ら望んでこの姿になったのですよ。」 「なんですって? そんな馬鹿な事が・・・・」 自分から望んで四肢切断を受ける? ・・・そんな事がある物か。 「・・・・それが本当なのですよ。 なぁ、アイビー。」 「あう!❤」 自由にならない口で、彼女が元気よく答える。 そこには怒りも、嘆きも、卑屈さも、 微塵も含まれていない。 ただ屈託のない笑顔だけがあった。 「あぁ、丁度いい。 彼女の【展示】に少し趣向を凝らそうと思っていた所でね。  ・・・・よろしければ少し手を貸して頂けませんか?」 3 「・・・これでよろしいですか?」 彼女の小さな身体を抱き上げる。 ・・・四肢を失った彼女は驚くほど軽く、 まるで大きなぬいぐるみを抱き上げているかのように感じる。 「あー❤ あぅー!❤」 高い視点からの光景は珍しいのか、彼女が嬉しそうに片目を輝かせる。 「ちょっと前を失礼しますよ。」 彼女の飼い主が、電動マッサージ器を固定したロッドを地面に設置する。 「・・・・あうー?」 ・・・・あぁ、「展示に趣向を凝らす」と言うのは、そう言う事か。 悪趣味な事だ。 彼女の方は、まだこれから何が行われるか理解していない様子だ。 ・・・だが、じきに身体で理解する事になるだろう。 4 彼女の身体を、電マの上へと下ろして行く。 「あっあ!!❤❤ あうぅぅ──っ!!❤❤」 激しく振動するヘッドが開きっぱなしの陰部に触れた瞬間、小さな身体が ビクンッ❤ と震え、幼く甘い嬌声が喉の奥から漏れ出した。 ・・・普通の子なら泣いて叫んで暴れるような状況だろうに、彼女は 大人しく私の手へと身体を預け、力を抜いてリラックスしている。 そのせいなのか、それともこれまで受けた【調教】の賜物なのか、 彼女の幼い膣口は驚くほど大きく拡がり、大きな電マのヘッドをゆっくりと 身体の奥へ飲み込んで行く。 ・・・・・ぐぽんッ!!❤❤ と、彼女の膣内に電マの先端が収まった。 「・・・・ッはああぁぁ───っ❤ はぁぁぁ────っ!!❤❤」 彼女を支える私の手に、彼女の幼い体温が伝わる。 彼女が身体を震わせるその度に、体温が段々と熱を帯びていくのが分かる。 「いい子だ。 イキそうなんだね。」 「あううぅ❤ あう──っ❤❤」 軽い身体を持ち上げて、落として、優しく揺さぶってやる。 「はああぁぁぁ!!❤❤ はああぁぁぁっ!!❤❤」 「ああ、いいですね。 アイビーもとても嬉しそうですよ。  では、そのまま手を離してあげてください。」 そんな事をして大丈夫なのか。 と言う不安と罪悪感が私の表情に滲み出る。 だが、彼女はそんな私に満面の笑顔を向け、優しく首肯するのだった。 5 私は意を決して、彼女の両脇を支える手を離した。 「あうっ・・・・❤」 何人も逆らえぬ重力の法則に従い、彼女の小さな身体が落下する。 「おッッ!!❤ あ、あおおぉぉぉぉぉ─────ッ!!❤❤❤」 ごりゅんッ!!❤❤ と子宮の潰れる音が彼女の下腹部から聞こえた気がした。 6 「ああッ!!❤❤ ああああ─────ッ!!❤❤ んあああああッ!!❤❤」 身体を串刺しにされた衝撃で少女が絶頂に達する。 身体が激しく痙攣する度に、彼女の身体に杭が深く食い込み、沈んでいく。 快楽を証しするかのように、尿道から潮を噴き散らして床を汚して行く。 「はああぁッッ!!❤❤ はぁッ!!❤❤ はぅぅぅッ!!❤❤」 彼女の下腹部は巨大な異物の挿入で丸く膨れ上がり、 幼い子宮をへそのすぐ下まで押し上げられているのが分かる。 強烈な絶頂の真っ最中にある彼女の頭を優しく撫でてやる。 「あっあ・・・❤ ああぁぁぁ・・・・・・っ❤❤」 本能的に短い手足をわたわたと振りながら、快楽に震える少女。 「・・・私の手にしがみつこうとしているんだね。 もうお手々無いから出来ないよ。」 地を蹴るように振り回される短い足は、必死に身体を支えようとしているのだろう。 「もうあんよもないからね。 どんなに暴れたって降りられないよ。」 「はうううぅぅぅっ!!❤❤ あううぅぅぅ~~~~っ!!❤❤」 軽いとは言え、自分の全体重を子宮で支えるのはどんな心地なのだろう。 「いい子だね。 たくさん気持ちよくなっていいからね。」 彼女の翠色の瞳を覗き込むと、その奥には恐怖や苦痛などとは程遠い、 純粋な、とても純粋な【幸福】が、満ち溢れているように見て取れた。 7 「では次に移りましょうか。」 ・・・この哀れな少女に一体これ以上何をすると言うのか。 男が取り出したのは小さな吸引器。 それを少女の陰部に押し付けると、きゅぽっと音を立てて陰核に吸い付いた。 「・・・・・はぁぅ!!❤❤」 敏感な肉豆を吸い出される感覚に少女が大きな声を上げる。 吸引器が小さな音を立てながら、クリトリスを吸い上げる度に、少女が ぶるっ❤ ぶるっ❤ と快楽に身体を震わせる。 「では、こちらをお願いします。」 ・・・そう言われて私が手渡されたのは、金色に輝く針だった。 革でも縫うかのような太く大きな針に、長い絹糸が結び付けられている。 「何をするかはお分かり頂けますよね。 どうぞご遠慮なさらず。」 彼女の方へ視線を向けると、驚きの表情の奥に、まるで切望するかのような、 熱の籠もった期待が見て取れる。 「・・・・・・あう❤」 おずおずと、自ら小さな乳房を差し出すように、胸を突き出す少女。 「・・・・いい子だね。 じゃあ、始めようか。」 鋭い針の先端を、彼女の乳首へとゆっくり、ゆっくり突き刺していく。 「んああぁぁぁ・・・・・❤❤ あああうううぅぅぅ・・・・・・❤❤」 8 「はっ❤ はっ❤ はっ❤ ・・・・・・はああぁぁぁ────んッ!!❤❤」 ぶつんっ!!❤ と針が乳首を貫通した途端、少女が大きな鳴き声を上げた。 絶頂を迎えたのだろう。身体をガクガクと震わせて快楽を享受する。 「乳首を刺されて絶頂してしまうなんて。 はしたない子だね。」 私は、まるで裁縫をするかのように糸のついた針を引っ張り上げる。 「ああ!!❤❤ ああううぅぅッ!!❤❤ はうううぅぅぅ!!❤❤」 少女の乳首の中を絹糸が通り、真っ白な糸が僅かに朱に染まる。 「はぁっ!!❤❤ はぁっ!!❤❤ はぁぁっ!!❤❤」 まだ絶頂が収まらず、痙攣に合わせて荒い息を吐く少女の次の乳首に、針を貫き通す。 「ああああああッ!?❤❤ はああぁぁ!!❤❤ ああぁぁ~~~~~ッッ!!❤❤」 絶頂が引く前に次の絶頂を迎えた少女が、身体を激しく暴れさせる。 「ほらほら、そんなに動いたら危ないよ。」 ガクンッ❤ ガクンッ❤ と痙攣する少女が、健気に身体を反らして乳首を差し出す。 「ああ、いい子だね。気持ちいいんだね。」 「はうぅぅ!!❤❤ あうううぅ!!❤❤」 乳房の乳首だけでなく、腹部の小さな複乳もピンピンに勃起させて、 私の振るう針を今か今かと期待するように待っている。 9 「はぐっ❤ あぐっ❤ んあああぁぁぁ────ッ!!❤❤❤ ・・・・・ひゃふ!!❤  はううぅぅぅ!!❤❤ あうううぅぅぅぅぅ─────ッッ!!❤❤❤」 一つ乳首を刺し貫かれる度に強烈な絶頂を迎えながら、串刺しにされた 少女が小さな身体を快楽の余りわなわなと震わせる。 私が糸を引っ張る度に乳首の中を糸が通り、少女を終わる事のない強烈な 絶頂の天国へと誘って行く。 「あッう!!❤❤」 「あぁ、ごめんね。 お腹に刺さっちゃったね。」 彼女の下腹部に突き刺さった針をぐりぐりと撚ると、振動に激しく苛まれる 彼女の子宮の様子が針越しに伝わってくるのが分かった。 「クリトリスも元気いっぱいになったねぇ。」 皮から引きずり出され、子供のペニスのように大きく勃起した少女の陰核から、 ちゅぽんッ!!❤ と音を立てて吸引器が引き抜かれる。 「あおおおおぉおッ!?❤❤ おん・・・・おッ❤」 根本まで空気に晒された陰核が、彼女の身体が震えるのに合わせて、 ピクッ❤ ピクッ❤ と、まるでペニスのようにいやらしく跳ねるのが見える。 「こっちも気持ちよくしてあげようね。」 小指の先ほどに膨らんだ彼女の陰核を優しく摘んで、そして左右に捻り上げる。 「あっああああぁぁぁぁ────ッッ!!❤❤ はああぁぁぁぁぁんッッ!!❤❤❤」 「もうイキっぱなしだね。 好きなだけ気持ちよくなっていいからね。」 10 全ての乳首を刺し貫かれた少女が、息も絶え絶えに小さく震えている。 「たくさんイけてえらいね。 いい子だね。」 そう言いながら頭を撫でると、彼女は快楽の余り虚ろになった目を 私へと向け、幸せそうに、愛おしそうに微笑んだ。 「おやおや。アイビーもあなたの事を気に入ったようだ。  どうぞ、お好きなようにしてやって下さいな。 この子も喜びます。」 「そうですか・・・・では、遠慮なく。」 僅かに心に戻った罪悪感さえ、彼女の屈託のない笑顔が掻き消してしまう。 「いい子のアイビーちゃんは最後にとびっきり気持ちよくしてあげようね。」 優しく彼女の頭を撫でながら、私は彼女の尿道へと針を向けた。 「おしっこの穴から針を入れて、アイビーちゃんのクリトリスの根っこから  一番敏感な先っぽまで針を通してあげよう。 どうだい。嬉しいかい?」 ・・・・心が折れていない子なら、歯を剥いて喰らい付いて来ただろう。 ・・・・心が折れた子なら、やめてと泣き叫んで懇願しただろう。 ・・・・心が壊れた子なら、言葉がその心に届く事さえないだろう。 内心、彼女が嫌がればいいと思っていた。 拒否してくれればと願っていた。 そうすれば私はすぐにやめただろう。 ヒトの良心を持ったままでいられただろう。 ここに集まった狂人たちのような化け物にならずに済んだだろう。 「・・・・・・・あぅぅ~~~~❤」 しかし、その深い翠色の瞳の奥には、ただただ純粋な喜びが、満ち溢れていた。 11 「はあああぁぁッッ!!❤❤ あああああぁぁ───────ッ!!❤❤」 彼女の尿道に針を差し入れ、クリトリスの根本を針で貫く。 私は不慣れな手付きで針を捻りながら、彼女のクリトリスの中心に針を通して行く。 「あうああぁぁッ!!❤❤ あううううぅぅぅぅ───ッ!!❤❤」 幼い少女が激しく咆哮しながら強烈なオーガズムを何度も繰り返す。 針を捻り、引き抜き、突き刺し直しながら、彼女のクリトリスの先端へと進んで行く。 「あああああああ!!❤❤❤ うあああああああッッ!!❤❤」 そしてとうとう、クリトリスの先端から針が姿を見せたその瞬間、 頭を撫でていた手で、彼女の身体を杭に向かって押し込んだ。 「あっあっあ・・・!!❤❤ うあああぁぁぁぁ───ッッッ!!❤❤❤」 幼い少女の物とは思えない絶叫を上げて、彼女が特大のオーガズムを迎える。 ぶるぶるぶる・・・・・ッ❤ と震える身体から針を摘み上げ、勢い良く引き抜く。 「はあああああぁぁ─────ッ?!❤❤ うああああぁぁああぁぁッッ!!❤❤」 ずるるるる・・・と糸が朱に染まりながらクリトリスを通り抜けて行く。 「・・・・・はぐぅぅッ!!❤❤ あぐうぅぅぅんッ!!❤❤ ふぐううぅぅぅ!!❤❤」 びぐんっ!!❤❤ びぐんっ!!❤❤ びぐんっ!!❤❤ と激しく痙攣を繰り返しながら、 尿道から大量の潮を噴き上げて、床に水たまりを作って行く。 「ああ・・・・いい子だ。本当にいい子だ。」 狂ったように痙攣する彼女の身体から、ゆっくりと糸を引き抜いていく。 「っっ─────────・・・・・・ッッ!!❤❤」 声にならない声を上げながら、少女は深く長いオーガズムを全身で味わっている。 12 「はぁ───────・・・・❤ はぁ─────・・・・❤❤ はうぅぅ❤」 ようやく電マの電源が止められ、長い絶頂を終えた少女が荒い息を吐く。 「よかったねぇアイビー。たくさん気持ちよくしてもらえて。」 「あ──❤ あ──❤」 男が彼女に歩み寄ると、慣れた手付きで彼女の乳首に出来た真新しい穴に ピアスを通して行く。 小さな鈴の付いた、可愛らしい金色のピアスを。 「いつでも引っ張ってもらえるようにリボンも付けておいてあげようね。」 彼女の身体を愛らしい装身具が彩って行く。 「・・・・よかったね。かわいくしてもらえて。」 「あぅ────❤❤」 「お手を煩わせてしまい申し訳ありませんでした。 アイビーもお礼を言いなさい。」 「あぅぅ!!❤」 「どういたしまして。 それじゃあ、またね。」 彼女の小さな金色の「お手々」と握手をして、最後にもう一度、その可愛らしい頭を撫でる。 「じゃあアイビー、【パーティ】の終わりまであと3時間、このまま頑張るんだよ。」 再び電源が入れられ、少女の下腹部が振動に激しく揺さぶられ始める。 「あうううぅぅぅッッ!!❤❤ あっあぅぁああああぁぁぁぁっっ!!❤❤」 少女が狂喜の声を上げる。 その表情には微塵の陰りもなく、純粋に自身の境遇を喜んでいる。 ああ、狂っている。 私を含めて、この場に居る誰もが狂っている。 だが、今この場で最も深い狂気を宿しているのは、私でも、彼でも、他の者でもない。 それは・・・・・きっと・・・・・・・。